ドラフトを知ると野球がもっと楽しくなる

どのチームが「人」を育て強くなるのか

18年のドラフトを振り返る~5年目の今季、チームに貢献する選手は

ドラフトの成否を見るには、5年後を見てみないと分からないと言われている。入団時にどれだけ注目されても、5年後に主戦として育っているかが大事で、5年前の当たりクジが外れクジになる場合もあるし、その逆もあり、そして当然チームの成績に連動してく…

23年戦力展望☆オリックス~チームはまだまだ発展途上!全員で勝利を掴み3連覇を目指す

終わってみればパ・リーグ連覇、そしてオリックスとしては26年振り、バファローズの名称としては初の栄冠に輝いた。CSでは最後まで優勝を争ったホークスを一蹴し、日本シリーズでは2敗1分からの4連勝でヤクルトを降した。 しかし優勝への道は平坦では…

23年戦力展望☆ヤクルト~WBCの主力が揃う打線は破壊力抜群!連覇のカギは投手陣

29年振りのセ・リーグ連覇、チーム初の2年連続日本一を狙ったシーズンは、4月こそ一進一退の流れが続いたが、主砲・村上宗隆(九州学院高~17年①)の状態と呼応するかのように、5月から快進撃が始まり、6月は交流戦を制し、月間19勝4敗で圧倒すると…

23年戦力展望☆ソフトバンク~大型補強で優勝候補の筆頭!世代交代も進み、常勝軍団再構築を目指す

藤本博史監督を迎え、開幕8連勝と絶好のスタートを切った。しかし、シーズン早々に栗原陵矢(春江工高~14年②)が左ひざのケガでシーズン絶望、クローザーの森唯斗(三菱自動車倉敷~13年②)も不振で二軍落ちするなど、主力選手が相次いで離脱。ただ、選手…

23年戦力展望☆DeNA~投打に選手層が厚くなり、セ・リーグ優勝の大本命!25年振りの歓喜に期待

振り返れば昨年もベストメンバーで開幕を迎えることが出来なかった。エースの今永昇太(駒大~15年①)がキャンプ中の故障で2年連続で開幕に間に合わず、ソトとオースティンもケガで離脱し、こちらも2年連続で不在となり、開幕は広島相手に3連敗を喫するな…

23年戦力展望☆西武~投手力が今年も万全!山賊打線が復活すれば3年振りの優勝も狙える!

一昨年の42年振りの最下位から巻き返しを狙ったシーズンは、大方の下馬評を覆し7月中旬に首位浮上。8月は貯金を最大10にし、オリックスとソフトバンクと激しい優勝争いを繰り広げた。勝負の9月に7連敗を喫し優勝争いから脱落したものの、何とかAク…

23年戦力展望☆阪神~盤石な投手陣のもと、守備重点の守り勝つ野球で優勝を目指す!

振り返ると開幕戦がすべてだったと言っても過言ではない。開幕戦に7点差をひっくり返されると、そこから悪夢の9連敗を喫し、10試合目で初勝利を上げたが、翌日から引き分けを挟み6連敗で、早々とペナントレースから脱落した。 それでも盤石な投手陣を背…

23年戦力展望☆楽天~ドラフトでチーム方針が見えない…優勝の条件は投手陣再編と若手の突き上げ

昨年も補強は積極的で、MLBでも実績のあるマルモレホスとギッテンス、日本ハムから西川遥輝(智弁和歌山高~10年日②)を獲得し、通算538勝の豪華先発投手陣に鉄壁のリリーフ陣を擁し、間違いなく優勝候補の一角だった。 序盤は前評判通り、4月後半か…

23年戦力展望☆巨人~投打に数字は良くないなか、優勝には投手陣の再建が必須!

昨季のスタートは良く、ルーキーの(扇田)大勢がクローザーに抜擢され、新外国人ウォーカーの思わぬ活躍もあり、3~4月は最大貯金11を数え、20勝11敗で首位独走の雰囲気すらあった。 しかし、良かったのはここまでで、5月に入り坂本勇人(光星学院…

23年戦力展望☆ロッテ~世代交代が進み、若手の本格的な覚醒があれば優勝のダークホース

2年連続の2位で、優勝候補にも挙げられたシーズン。優勝には若手の台頭とレアード、マーティンの主力選手の活躍が必要だったが、蓋を開ければ、若手は伸び悩み、両外国人も不振を極め、打線は湿りぱなっしで、5月までチーム打率は.210と低迷した。 そんな…

23年戦力展望☆広島~今季は守り勝つ野球か打ち勝つ野球か?新井新監督の目指すチーム戦略に注目

3連覇が潰えた19年から4年連続でBクラスが続き、ファンとしては思い出したくもないだろうが、98年から12年までの15年連続Bクラスの暗黒期再来が頭が過ってしまう。 昨シーズンは序盤戦は好調で、投打が噛み合い開幕6連勝の好スタートを切ったが、…

23年戦力展望☆日本ハム~新球場元年!「優勝しか目指さない」今季は、チームがどう変わるか?

新庄剛志を新監督に迎え、就任からシーズン中に至るまで話題にはこと欠かなかったが、「優勝は目指しません」発言から、打順を選手間で決めたり、本人もシーズン開幕直前にも係わらず、TVやイベントに出演するなど眉を顰めるファンも多かった。 事実、新庄…

23年戦力展望☆中日~盤石な投手陣と深刻な貧打戦…不可解なトレードは活性化に繋がるか?

ファンが待ち望んだ立浪新監督を迎え、逆襲を狙ったシーズン。ただ、大きな補強もなく期待より不安が大きいなか、終わってみれば16年以来の最下位に沈み、新監督には厳しい船出となった。 最大の要因は誰が見ても分かるように、深刻な貧打に尽きる。得点数と…

春のキャンプ~期待の若手(セ・リーグ編)

既にプロ野球キャンプも10日過ぎましたが、先回に続き一軍キャンプスタートの各チームの若手有望(24歳以下に限定 ※ルーキー除く)選手を紹介します。 ●投手のブレイク候補はWBC最年少投手、打者は巨人に逸材揃う 最初にセ・リーグの投打のブレイク候補…

春のキャンプ~期待の若手(パ・リーグ編)

今週よりプロ野球キャンプも始まり、いよいよ球春到来です。そこで、今回は一軍キャンプスタートの各チームの若手有望選手(24歳以下に限定 ※ルーキー除く)を紹介したいと思います。 ●パ・リーグ投打の今季のブレイク1番手はロッテのエース&4番候補 先ず…

22年新入団選手~パ・リーグ編

★オリックスバファローズ(60名) 相変わらず山本由伸と吉田正尚がチームの中心だが、昨年とは違いリリーフ陣は固定せずに相手打線や試合の流れで起用し、打順も先発オーダーが141通りとまさしく全員で勝ち取った連覇であり日本一だった。 自慢の投手陣…

22年新入団選手~セ・リーグ編

★東京ヤクルトスワローズ(66名) 2年連続2桁勝利ゼロの先発陣に、即戦力ルーキーの吉村とエスピナル、左腕ピーターズの加入で先発陣は厚みを増した。痛かったのは、クローザーのマクガフの退団で、清水昇や石山泰稚、新外国人のケラを候補に、リリーフ…

初の現役ドラフトを振り返る

12/9に初の現役ドラフトが開催された。完全非公開だったため、どういった順番や状況で実施されたのかは分からないが、結果自体は当初の目的は達成できたものだと感じた。 オリックス…渡邊 大樹(ヤクルト・外野手/専大松戸高~15年⑥) ソフトバンク …古川…

現役ドラフト選手を予想する~セ・リーグ編

現役ドラフトの主旨は、「現チームで出場機会に恵まれていない選手の移籍を促進させる」もので、各球団が対象選手のうちから2名以上をリストアップする。そのリストを基に全球団が指名することで、全球団で必ず選手の出入りが発生するシステムになっている…

現役ドラフト候補選手を予想する~パ・リーグ編

今年のオフは例年になくトレードが活発で、すでにFA宣言した3選手(伏見寅威、森友哉、嶺井博希)が移籍を決めている。そんななか、12月9日に初の現役ドラフトが非公開で開催される。 現役ドラフトの主旨は、「現チームで出場機会に恵まれていない選手…

22年パ・リーグの退団選手とオフの補強ポイント

11/9で、フリーエージェント(以降:FA)の宣言期間が終了し、第一次~第二次の戦力外通知から、退団する選手と補強ポイント選手を挙げたいと思います。 選手の現況は11/9時点のもので、選手名の横の年数は指名年度で、〇の数字は指名順位。※の選手は育成…

22年セ・リーグの退団選手とオフの補強ポイント

11/9で、フリーエージェント(以降:FA)の宣言期間が終了し、第一次~第二次の戦力外通知から、退団する選手と補強ポイント選手を挙げたいと思います。 選手の現況は11/9時点のもので、選手名の横の年数は指名年度で、〇の数字は指名順位。※の選手は育成…

2022年ドラフト寸評~セ・リーグ編・巨人とDeNAは会心のドラフト!中日は2年連続で迷走状態…

今回はセ・リーグ編ですが、全体的に良いドラフトが多く、特に巨人とDeNAは会心のドラフトになった。そのなかで中日のみ迷走した印象を受けた。 【12球団ドラフトの評価】 ◎…なし 〇…広島・巨人・西武・阪神・DeNA・オリックス △…日本ハム・ロッテ…

2022年ドラフト寸評~パ・リーグ編・会心のドラフトは西武とオリックス!日本ハムは地元の有望選手を逃す…

個人的にこの表現は好きではないが、今年も不作(3年連続)と言われるなか、事前に9球団が1位指名を公表する稀なドラフトになった。 公表しなかったロッテが荘司康誠(立大・投手)を指名し楽天と競合、阪神は浅野翔吾(高松商高・外野手)を指名し巨人と…

2022年~ドラフト候補100名を予想してみました

昨年同様、今年も2年連続で「不作」と言われ、1位指名が12名揃わないという評価だが、個人的にはそこまで不作とは思えない。確かに、何球団も競合するような目玉選手は少ないが、2~3位まで拡げれば1位でも見劣りしない選手が多い。 現在、7球団が1…

22年ドラフト予想☆ヤクルト~村上がチームを牽引しリーグ連覇!来季も投手力強化が課題

●三冠王・村上を中心に打線が打ちまくり、セ・リーグ独走でチーム2度目の連覇 史上最年少で三冠王を獲得した村上が、まさにチームを牽引したシーズンだった。本塁打は日本人最多を更新する56本、打率、打点を合わせた三冠のほかに、四球数は断トツの11…

22年ドラフト予想☆オリックス~投手は左腕中心に先発強化!野手は二塁と外野に即戦力必要

●山本と吉田正の投打の柱を軸に、勝負所で負けないチームになり、リーグ連覇! 2年連続でマジック点灯なしで連覇し、同率首位も最終戦での逆転優勝も史上初だった。一言で言うと「負けないチーム」になり、とにかく「ここで負けたら終わり…」という試合を確…

22年ドラフト予想☆DeNA~投打に戦力の層は確実に厚み!即戦力か?将来性か?上位指名に注目

●チーム防御率が大幅に改善し、失策数もリーグ最少。守り勝つ野球で2位に躍進 序盤に新型コロナ感染の陽性者増で、開幕早々試合が中止になるなど、今シーズンもスタートで躓き波に乗り切れず、6月末には借金9にまで落ち込んだ。しかし交流戦以降、徐々に…

22年ドラフト予想☆ソフトバンク~最終戦で惜しくもV逸も、選手層の厚さはリーグ随一

●主力選手の離脱が相次ぐなかマジック点灯するも、最後に優勝を逃す悔しいシーズン 藤本監督を新たに迎えや今季は、開幕から8連勝と絶好のスタートを切り、このまま独走かと思わせたが、開幕早々に栗原陵矢(春江工高~14年②)が靭帯断裂の大ケガでシーズン…

22年ドラフト予想☆阪神~盤石な投手陣を誇り、今年は打線強化で野手の上位指名が濃厚!

●シーズン前に謎の監督退任表明…開幕の連敗が響くも4年連続のAクラスキープ すべては開幕戦の大逆転負けだったと言っても過言ではなかった。開幕投手に指名されていた青柳晃洋(帝京大~15年⑤)が新型コロナで先発を回避。それでもヤクルトととの開幕戦は…