ドラフトを知ると野球がもっと楽しくなる

どのチームが「人」を育て強くなるのか

22年ドラフト予想☆ヤクルト~村上がチームを牽引しリーグ連覇!来季も投手力強化が課題

●三冠王・村上を中心に打線が打ちまくり、セ・リーグ独走でチーム2度目の連覇 史上最年少で三冠王を獲得した村上が、まさにチームを牽引したシーズンだった。本塁打は日本人最多を更新する56本、打率、打点を合わせた三冠のほかに、四球数は断トツの11…

22年ドラフト予想☆オリックス~投手は左腕中心に先発強化!野手は二塁と外野に即戦力必要

●山本と吉田正の投打の柱を軸に、勝負所で負けないチームになり、リーグ連覇! 2年連続でマジック点灯なしで連覇し、同率首位も最終戦での逆転優勝も史上初だった。一言で言うと「負けないチーム」になり、とにかく「ここで負けたら終わり…」という試合を確…

22年ドラフト予想☆DeNA~投打に戦力の層は確実に厚み!即戦力か?将来性か?上位指名に注目

●チーム防御率が大幅に改善し、失策数もリーグ最少。守り勝つ野球で2位に躍進 序盤に新型コロナ感染の陽性者増で、開幕早々試合が中止になるなど、今シーズンもスタートで躓き波に乗り切れず、6月末には借金9にまで落ち込んだ。しかし交流戦以降、徐々に…

22年ドラフト予想☆ソフトバンク~最終戦で惜しくもV逸も、選手層の厚さはリーグ随一

●主力選手の離脱が相次ぐなかマジック点灯するも、最後に優勝を逃す悔しいシーズン 藤本監督を新たに迎えや今季は、開幕から8連勝と絶好のスタートを切り、このまま独走かと思わせたが、開幕早々に栗原陵矢(春江工高~14年②)が靭帯断裂の大ケガでシーズン…

22年ドラフト予想☆阪神~盤石な投手陣を誇り、今年は打線強化で野手の上位指名が濃厚!

●シーズン前に謎の監督退任表明…開幕の連敗が響くも4年連続のAクラスキープ すべては開幕戦の大逆転負けだったと言っても過言ではなかった。開幕投手に指名されていた青柳晃洋(帝京大~15年⑤)が新型コロナで先発を回避。それでもヤクルトととの開幕戦は…

22年ドラフト予想☆西武~さらなる投手力強化か、強力打線復活で野手強化か、目指す方向性は?

●4年連続リーグ最下位の防御率が1位へ大改善!今年は投高打低のチームに変貌 昨年、42年振りの最下位に沈み、開幕前は下馬評も決して高くなった。ただ、打高投低だったチームは、投手陣が安定感を増し、4年連続リーグ最下位の防御率…昨年チーム防御率3…

22年ドラフト予想☆広島~4年連続Bクラスで、今年も即戦力ドラフトも投打に課題が多い

●盗塁数26個の衝撃…広島が十八番の機動力野球はどこへ行ったのか… 今シーズンは開幕から6連勝と、最高のスタートを切ったが見せ場は序盤だけ…。苦手の交流戦で今季も最下位になると、秋山翔吾(八戸大~10年西③)獲得も起爆剤になず、そのまま優勝争いに…

22年ドラフト予想☆楽天~得意のFAと即戦力偏重ドラフトで若手が不足し課題は山積

●貯金18→借金2の歴史的大失速でBクラス…投打に主力が高齢化し不安は多い 自分の順位予想で、楽天が優勝するのであれば、今シーズンだろうなと思っていた。当初は予想通りではないが、開幕から快進撃を続け、球団新記録の11連勝に一時期は貯金18と断…

22年ドラフト予想☆巨人~「育成」と「発掘」を貫くか、3年連続V逸阻止で即戦力に行くか?

●かつての投手王国はどこへ…12球団ワーストの防御率と失点数で改善急務 2年連続優勝から昨年3位に後退し、雪辱を期したシーズン、見せ場は序盤だけで、その後は投打に奮わず優勝争いどころか、一時期は最下位陥落の可能性もあった。結果は、2年連続のV…

22年ドラフト予想☆ロッテ~若手の成長は著しい反面、投打に課題が多く難しいドラフトになる

●2年連続2位で優勝候補も、投打のかみ合わせが悪く下位に低迷… 2年連続の2位になり、優勝候補の一角だったシーズン。優勝の条件として挙げられていたのは、佐々木朗希(大船渡高~19年①)の本格稼働に、レアードとマーティンが昨年同様にアーチをかけ、…

22年ドラフト予想☆中日~貧打解消に打撃強化も、主力の高齢化で投手陣の補強も急務

●大した補強もないまま、今季も貧打は解消されず最下位に沈む ファン待望の立浪和義を新監督を迎えたものの、大した補強もなく期待と不安が入り混じったシーズンだったが、目立ったのは相変わらずの貧打とチームの不協和音を伝える話題だけで、最下位に沈ん…

22年ドラフト予想☆日本ハム~新球場元年!上位は即戦力で優勝を狙う

●開幕から最下位独走…新庄監督が目指す守り勝つ野球とは? 昨年も開幕から最下位で、何とか最後の最後で3年連続の5位に滑り込んだものの、今季も開幕戦3連敗から一度も順位を上げることもなく、最下位が定位置で早々とペナントレースから脱落。8月末に1…

22年甲子園ドラフト候補20名

今年の甲子園もいよいよ残すところ決勝戦となり、豊富な投手陣を中心にチームの総合力で勝ち抜いてきた仙台育英高(宮城)と、準々決勝で1強と言われた優勝候補の大本命。大阪桐蔭高を破った下関国際高(山口)がともに初優勝を狙う。 東北勢は、吉田輝星(…

22年ドラフト中間報告~要チェックの50人

ペナントレースも後半戦に入り、今日からは夏の甲子園もスタートしました。2ケ月後にはドラフト会議も控え、現時点でのドラフト候補50選手を紹介したいと思います。その前に、まずは12球団の補強ポイントを簡単に整理してみた。 【セ・リーグ】 ①ヤクル…

こういうトレードはどうでしょう~パ・リーグ編

そろそろ暦の7月を迎えるが、新たにヤクルトの小沢怜史(日大三島高~14年ソ②)にDeNAの石川達也(法大~20年育①)、阪神の島本浩也(福知山成美高~10年育②)の3投手に、野手では広島の持丸泰輝(旭川大高~19年育①)が支配下選手に登録され、阪神や…

こういったトレードはいかがでしょう~セ・リーグ編

今シーズンも1/3以上が終了しましたが、寂しいのは今季はまだ一つもトレードがありません。昨年はシーズン前に田口麗斗(巨人)と廣岡大志(ヤクルト)の期待の若手同士のトレードがあり、シーズン途中、ともにロッテに加入した国吉佑樹(DeNA)と加藤…

22年☆順位予想~いずれも混戦で、セ・リーグは阪神、パ・リーグはロッテを優勝予想

いよいよ25日から待ちに待ったプロ野球が開幕します。今年はオフ期間が短かったはずですが、やはりファンとしては長く感じてしまいます。 そこで僭越ながら、順位予想をしてみたいと思います。開幕スタメンも予想してみました。併せてご覧ください。(※は…

22年戦力展望☆ヤクルト~充実した先発陣に、隙なく1点を奪う打線で連覇を目指す

史上初、両リーグとも前年最下位チームが優勝したが、オリックスを上位に予想した声はあったものの、ヤクルトをAクラス予想していたのはファン以外は記憶にない。開幕前はノーマーク、それ以上にシーズン後半、阪神と巨人の三つ巴になったが、真っ先に脱落…

22年戦力展望☆オリックス~昨季優勝したが、チームは発展途上!常勝チームの土台をつくるシーズン

優勝から遠ざかること25年、6年連続Bクラス、2年連続最下位のチームが四半世紀振りに優勝を果たした。一昨年までは、言い方は悪いが「投」なら山本、「打」なら吉田正尚(青学大~15年①)しか目立たないチームだった。 しかし昨年は、大きくメンバーが…

22年戦力展望☆阪神~投手陣はクローザーの確立、野手は得点力と守備力を上げ17年振りペナントを狙う

ファンからするとまさに天国と地獄を味わったシーズン。開幕20試合で、何と16勝4敗、交流戦を終えた時点で貯金は20に達し、16年振りの優勝に備え、関西のTV局では優勝特番の準備を始めたのも頷ける快進撃だった。 しかし、後半戦に入ると5割キー…

22年戦力展望☆ロッテ~実力主義で若手の台頭に期待!半世紀ぶりの勝率1位の優勝を狙うシーズン

昨年は開幕5連敗スタートも、4月中旬には借金を完済。前半戦は打線が好調で、荻野貴司(トヨタ自動車~09年①)とマーティンの1・2番が機能し、中村奨吾(早大~14年①)とレアードの中軸で得点するパターンがハマり、3位でターンした。 後半戦になると投…

22年戦力展望☆巨人~ドラフトの低迷もあり不安が残る投手陣…若手の台頭が待ち遠しい

屈辱的な日本シリーズ2年連続0勝で、昨季は日本一奪回に向け、オフは得意の積極的な補強を行った。DeNAから井納翔一(NTT東日本~12年D③)と梶谷隆幸(開星高~06年横③)をFAで両獲りすると、メジャー通算196本塁打のスモークと、韓国プロ野…

22年戦力展望☆楽天~新戦力加入で打線は強化!主力の離脱が無ければ優勝を狙える

昨年は開幕前にチームのレジェンド田中将大(駒大苫小牧高~06年①)の復帰が決まり、スーパールーキー早川の加入もあって、優勝候補に挙げられていた。スタートは良く、4月を首位で終えると、その後は勝率5割を維持しながら前半戦は2位でターンした。 た…

22年戦力展望☆広島~期待の若手とベテランをどう融合させるか、混戦のセ・リーグで優勝も夢ではない

昨夏の東京オリンピックでは、森下が先発を務め、ルーキー栗林はクローザーに抜擢された。野手でも菊地涼介(中京学院大~11年②)は不動の正二塁手、鈴木誠也(二松学舎大高~12年②)は日本代表の4番、ケガで代表は辞退したが、捕手の曾澤翼(水戸短大高~0…

22年戦力展望☆ソフトバンク~主力の離脱がなければ優勝候補!若手の台頭が臨まれる転機のシーズン

リーグ連覇と5年連続日本一を目指したシーズンは、まさかの8年振りBクラスに加え、13年振りの負け越しでシーズンを終え、7年指揮を執った工藤監督が退任した。 ここ数年は毎年のようにケガ人に悩まされていたが、その都度厚い選手層で乗り切ってきた。…

22年戦力展望☆中日~投高打低は今年も変わらず…本気の補強姿勢が見えない…

一昨年8年振りにAクラスに返り咲き、優勝候補にも挙がっていたが、与田監督の最終年は残念ながら自己ワーストの成績で終えた。 その要因は貧打線の一言に尽きる。チーム打率、本塁打、得点がすべてリーグ最下位で、大島洋平(日本生命~09年⑤)に任せっき…

22年戦力展望☆日本ハム~新監督が目指すのはかつての守り勝つ野球も、苦戦必至の厳しいシーズン

新庄剛志監督の就任で、昨年オフの話題を独占。暗く沈滞ムード漂うチームに明るさと活気を取り戻した。 昨年を振り返ってみると、開幕3試合目から引き分けを挟んで7連敗と波に乗れず、開幕戦から本塁打が9試合も出ないなど打線に勢いを欠いた。一昨年の打…

22年戦力展望☆DeNA~リーグ屈指の打線で、投手陣が整備できれば優勝も夢ではない

昨年はコロナ禍で頼みの外国人選手の来日が遅れ、開幕は2つの引き分けを挟み6連敗。三浦新監督の初勝利は開幕9戦目だった。その後も状態は上がらず、4月には引き分けを挟んで10連敗…4月終了時点で6勝21敗4分の借金15で早々とペナントレースから…

22年戦力展望☆西武~投手陣は改善傾向!山賊打線復活でAクラス返り咲きを狙う

今年も残念ながら、新型コロナウィルス感染拡大のなかのキャンプスタートになったが、待ち遠しかった球春が到来した。今年も各チームの戦力分析をしながら(昨年は途半分しかできませんでしたが…)、順位予想もしていきたいと思います。 昨年は最終戦で日本…

期待の若手が揃っているチームは?~25歳以下選手の戦力分析

昨年の新人王争いは稀に見るハイレベルで、特にセ・リーグは37セーブを東京オリンピックでもクローザーを務めた栗林良史(広島)がタイトルを獲得したが、打率.314でリーグ3位の牧秀悟(DeNA)、盗塁王のタイトルを獲得した中野拓夢(阪神)、チーム最…