ドラフトを知ると野球がもっと楽しくなる

どのチームが「人」を育て強くなるのか

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年ドラフト寸評~成功・失敗した球団(後編)

今年はスケール(感)で言えば、セ・リーグのほうが成功では…という声がある。確かに高校BIG4は、佐々木朗希を除いて全員セ・リーグ、さらに石川や井上のスラッガーに、森下も広島が獲得した。 セ・リーグの高校生指名は23名、パ・リーグの11名で2倍だ…

2019年ドラフト寸評~成功・失敗した球団(前編)

先日は、単純にリストアップした選手の採点簿を載せましたが、僭越ながら今年のドラフトの寸評をしたいと思います。 今年の本指名選手は74名で、昨年より9名減。高校生が35名(▲3名)、大学生が25名(▲1名)、社会人・独立リーグが14名(▲5名)…

2019年~ドラフト候補選手100の採点簿

今年のドラフトも、一言で言うと楽しめた。年に1回のプロ野球ファンには欠かせない日なので、仕事を早く終わらせ、TV中継に間に合うことができた。最近はネットで無料中継もあるので、TV中継後の育成指名まで臨場感を存分に味わえました。 今回、リストアッ…

2019年~ドラフト候補選手100

既に6球団が指名を公言し、佐々木には日本ハムとロッテ、西武。ヤクルトが奥川、広島が森下、中日が石川の1位指名、また、巨人とソフトバンクも1位での投手指名を公言した。 佐々木にはパ・リーグ全球団、DeNAが森下、阪神は奥川指名が濃厚で、巨人が佐々…

埼玉西武~投手の補強が最優先!野手は主力と控えの差を埋めたい

●打って、走って、12球団ナンバーワンの打線も、投手陣は防御率が後退… 残念ながらCS突破とはならなかったが、今年もこれまでの常識を覆すような打ち勝つ野球で連覇を達成した。昨年は2001年の近鉄以来、チーム防御率最下位での優勝を果たし、「まぁ、1年…

巨人~隠れた逸材よりも、必要なのはエースとスター候補

●スタートからの好調を維持し、交流戦以降は首位を独走し4年振りV アンチ巨人のファンが避けてほしいことの一つが、原辰徳監督の再々登板だった。いろいろと賛否はあるが、勝てる監督なのは間違いなく、就任1年目で4年振りのリーグ優勝に導いた。FAで丸佳…

ソフトバンク~将来のエースと主力の後継者選びで失敗のできないドラフト

●リーグナンバー1の投手陣も、柳田の離脱が痛すぎで2年連続でV逸 ここ数年、プロ野球の新盟主になったのがソフトバンクだ。ソフトバンクがダイエーの後を受け、プロ野球に参入したのが2005年。それからの15シーズン、Aクラスは実に13回、うちリーグ優…

横浜DeNA~今年のドラフトは真の強さを得る分岐点になる

●チーム防御率・打率ともにリーグ5位!12球団最小の盗塁数も2位の不思議? 今シーズンは順調なスタートをきり、開幕当初から2位だったのもつかの間、4月後半から10連敗で最下位に転落した。多くが今年の苦戦を予想したが、一つずつ勝ち星を重ね、交流…

東北楽天~今年は地元有望選手が多数!期待と悩みの多いドラフト

●下馬評は高くなかったが、昨年の最下位から3位まで躍進 今年はエースの則本昴大が開幕に間に合わず、昨年最下位だったこともあり、前評判は決して高くなかったが、序盤はソフトバンクと首位争いを繰り広げた。交流戦以降、連敗もあり順位を落としたが、後…

広島~得意のドラフトで、来シーズンはペナント奪還

●最終戦に勝ちきれず、V4どころか逆転でCS進出を逃した チーム初の3連覇を果たし、悲願の日本一に臨んだシーズン。今年は開幕から波に乗れずにスタートは躓いたが、4月中旬から怒涛の連勝街道をひた走り、5月には首位に立ち4連覇も見えた。しかし交流戦…